陶助しおり.jpg                        


『初代陶助創業以来百数十年家伝の秘法として
作り上げてまいりました。
当製品の形状も昔のまま斬新なもので、原材料
も特に吟味致しまして、製法も特殊な手作りの
方法で仕上って居ります。
口の中に入れると、とろけてしまうようなもので
風味もナマの生姜を使用して居ります。
おみやげに御進物に皆様のご好評をいただいて
おります。』  


               (陶助おこし栞より引用)

(有)寿食品陶助堂 有田町泉山 ?0955-42-4411



・・・・ということで、本日皆様に正確にお伝えするため(また、食べる為・・(笑))。ご主人の前田さんにお電話しました。あの味でこれは!!!安い。
             

             お土産に人気  10ヶ入り・・・・・・・700円(税込)
                化粧箱入り 15ヶ入り・・・・・・1100円(税込)
                化粧箱入り 25ヶ入り・・・・・・1700円(税込)

賞味期限は「よりおいしく美味しく召し上がっていただける期間、2週間」と九州一周旅行をしている途中に有田に立ち寄られて買われても、大丈夫です。2週間は特徴の生姜の風味が特に良い状態でお伝えできる時期ということ。


  陶助おこしをお買い求めになりたい方は、製造元本家 (有)寿食品陶助堂(国の天然記念物 
大公孫樹近く)で買って、そしてすぐ食べれます。(たべたいなら・・・)

でも、なんと言っても陶助おこしを有田んもんが好きなのはまた、そこに人の歴史があるからかなぁ?




             私の教科書、『おんな有田皿山さんぽ史』に紹介されていました。
おんなのさんぽ.jpg
『おこしで評判だったのは上幸平の「藤助(とうすけ)おこし」でした。明治のころに雪竹藤助・たけ夫婦が始めたものでした。砂糖の代わりに水あめで甘味を出したのが特徴で「口の中でとろけるようにうまい」と評判でした。それを娘のあさが継ぎ、昭和二十五、六年ごろまで作っていましたが、跡取りがなかったため知り合いの前田よねと息子の光春に教え、光春が「白磁おこし」と名づけてはじめ、五十二年ごろから「陶助(とうすけ)おこし」と改めて本格的に作るようになりました。いま来客用の茶菓子としてうけています。また雪竹方の近くに宮田ハツという器用な主婦がいて、昭和二十一年ごろから「陶助おこし」に似たおこしをつくり始め、昭和三十年ごろまで主として土産用に注文を受けていました。』
      
        (おんなの有田皿山さんぽ史より引用)

 
 
なんか、素敵でしょ?そんな背景を語りながら食べる有田んもん。是非、とろけて下さい。(?)

最後にご主人が「どこで売ってるとか説明せんでも、11月21日(土)からの秋の有田陶磁器まつりに
大公孫樹の紅葉ば見にきたら、見ゆっところで売りよっけん。まぁ、行ってみらんね。って言いんしゃい」
と言われました。
  「そうばいね、ほんて。しかし・・・・、有田弁ば活字にすっとはむずかしかバイ!」