今日はいつもコメントいただく「アイとサチ?」さんから差し入れをいただいた。
アイとサチ?さんだけに、アイとサチ(東京バナナの妹、東京土産のルーキー)と
思ったら、私が大好きな逸口香(一口香)【いっこうこう】では、ありませんか?!

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ご存知でない方のために解説しますと、
嘉永年間の頃、唐の国(中国)より佐賀と長崎に伝えられ、鍋島藩の武家や町家の上流家庭で
お茶うけの菓子として親しまれた逸口香。
一見ドラ焼のようだが、かじるとパリッと香ばしく、さらにビックリ!中が空っぽ?
その訳は、天火で焼く際に、中の黒砂糖が溶け外皮にくっつき、中が空洞になっているのに又、
ビックリ!焼き上がりのキツネ色と風味豊かな香りがマッチし、黒砂糖の上品な甘さを引き出
しており、昔ながらの素朴な風味で、懐かしさを感じるお菓子です。

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和菓子党のあいこのこ、この差し入れに感激~~~!

・・・というのも、私は長崎県と佐賀県のハーフ(あ~~、また古い言い回しをしてしまってる)
なんですが、小さいころ、父と母がこの逸口香が我が家にやっていると、「佐賀銘菓だ」
「いや、長崎の代表選手だ」などと、バトルになっていました。
「食べ物でけんかしなさんな!」という両親に、「この討論会はいかがなものか?」と
子供ながらに笑いながら「ど~~でもいいんじゃぁない?」と思っていましたよ。(笑)

でも、よく考えてみると、これが「ご当地グルメ戦争(?)」。「どちらが本家だ!」という話なんでしょうね。小さい頃から頂く逸口香。
東(佐賀)と西(長崎)で何かが違うような感じがしていたような・・・・で調べたらありました!

佐賀の逸口香は、外がパリッと香ばしいのに比べて、長崎の逸口香は少し柔らかい。
ただし、水あめを使用してあるので、季節によって硬さが異なり、夏は柔らかく、
冬は硬くなるみたいです。

私の印象では佐賀県のほうが大きさがダイナミックな感じがします。
今回は塩田町のお菓子やさんのものでしたので、すっごく大きいものでした。
おいしく頂きました。ありがとうございました。

あっ、隣で旦那(長崎県と佐賀県のハーフ)が「逸口香は長崎銘菓じゃぁないの?」って言い出した!
「ふうどな時間」本日分、このあたりで終了し、今から「佐賀県か?長崎県か?」で討論会です。
わが子からの目が気になりますが、佐賀県代表として、がんばります!!